ピサイありがとう
くっくま孤児院のピサイ19歳。
くっくま卒業です。
自分のタイミングで、卒業する時期を決めたピサイ。
2018年11月。
高校に行かない選択をし、料理人の世界へ進むことを決意したピサイ。
ピサイなりに色々なことを思い考え、生活していました。
しかし、仕事以外は、ずっと寝ていたり、決められたくっくま内の掃除当番もやらない。
大きい子チームで、揉める揉める。
何度も、私とやり合いました。
その度に、私がピサイのために出来ること。
日々葛藤。
そんなある日。
「今すぐ出て行く。」
と。
でも、その場合、くっくま孤児院に遊びに来ることが難しくなる。
ピサイも私もわかっている。
ピサイが何を思い考えているのか。
私たちが、どれほどピサイを思い考えているのか。
じっくりと伝え合いました。
「僕はくっくまが嫌なんじゃない。出て行きたくて出て行くんじゃない。僕はもう働いている。他の子どもたちのためにも、自分で頑張れる姿を見せたい。自立ってどう言うことか伝えたい。」
泣きながら伝えてくれたピサイ。
小さい頃から、何かあると必ず泣きながら自分の意見を言うピサイ。
でも、今回の涙は、いつもと違ったね。
わだかまりのあった、ソバン先生や調理のおばさんにも、「ありがとうございました。」をしっかりと伝えることが出来ました。
日本で働きたい夢も持ちつつ、日本語も頑張って勉強続けています。
仕事先の仲間たちと一緒に生活をすることを決めたピサイ。
くっくまから徒歩数分。笑
引っ越した次の日に、すぐ忘れ物を取りにも来た。笑
ピサイが自分で選び、決めた人生。
愛されて育ってきたことを胸に、大きく大きく羽ばたいていくんだ!!!
これからも変わらずに応援していくよ!!!
ピサイ!大好きだよ!!!