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くっくま孤児院 お土産プロジェクト ~シーコアン物語~

くっくま孤児院運営

手先がとっても器用で、細かい作業も掃除も完璧に丁寧に仕上げることができるシーコアン。

シーコアンは、小さい頃が絵を描くことが好きで、得意であり、上手である。

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そんな彼の絵に、才能を感じて下さった、株式会社ESSPRIDEの西川社長が、「シーコアンにお土産のパッケージデザインをお願いしたい!」とのありがたいご提案を頂きました。

そして、なんと!あのエグザイルのグッズなどのデザインを任されているデザイナーさんをくっくま孤児院に連れて来て下さり、デザイナーの仕事の魅力や面白さなど子どもたちに伝えてくれました。

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もちろん!シーコアンの心の声は「やりたい!」。

でも、あまのじゃくのシーコアンは、「まぁ、みんなが言うなら・・・。」くらい。

私の心の声は、シーコアン!!!ここで率先して手をあげずして、どうする???これは、あなたのために用意されているチャンスだってなぜ気づかない???キィーーーーーーー!!!

でも、シーコアンが、やる気を出せば、どんどんどんどんいいものが出来上がっていく。

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大活躍のデザイナーさんに、こういう風に描いてもらいたいと新しい描き方を教えてもらえれば、それをしっかり受け止め、自分のものにしていく。

私が、デザイナーさんはこういう風に言ってたんだよと通訳すれば、言い争いの戦いになる。笑

はい。この件に関しては、お母さんは一切口出ししません。笑

お菓子プロジェクト担当の鹿志村さんとやりとりをしてもらうと、スムーズにことが進む。

シーコアンさん!なんですか?その借りてきた猫のような態度は!!!

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シーコアンは、少しでも自分の気にいらないことがあるとずっと不機嫌な顔して、他の子どもたちよりも一歩前にでていないといやな常に誰かをうらやましいと思うタイプです。

さらに、私にこれでもかっていうほど、あーいえばこーいうの口ごたえの天才です。

この作品を作り上げる過程においても、いろいろありましたが、それでも、自分がもらったこの大切な仕事をしっかりとやり遂げたい。

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自分が納得するまで、何度も何度も描き直し、夜遅くまで、一人もくもくと描き続けた時もありました。

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自分の描いた絵が、お土産のパッケージになる。

出来上がった商品を、何度も何度も見ていました。

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シーコアンにとって、「自分に自信をもつ」という、今まで最大の難関だったことが、この今回の過程を通して、少し伝わったように思います。

もちろん!!!シーコアンは、すでにお土産プロジェクト第2弾のデザインに取り掛かっていますよ。

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次回も、そのお土産のデザインと共に、シーコアンの成長もお楽しみに!!!

くっくま孤児院運営

「愛にあふれる毎日が、ここにある。」
様々な理由で親や兄弟と一緒に暮らせない、4歳から20歳までの25名の子ども達が一つ屋根の下、暮している孤児院です。

色んな過去があったかもしれない。でもそれを感じさせないキラキラの笑顔は、過去ではなく「今」をめいっぱい楽しんで生きる。そんな明るいエネルギーを感じることができます。プロ顔負けの伝統舞踊や音楽を真剣に頑張っている子どもたちです。孤児院を訪問して子どもたちと会うことも出来ます。子どもたちの生活や教育サポートをお願いしています。

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この記事を書いたひと
楠 美和
楠 美和

副代表・カンボジア事務局長・くっくま孤児院のお母さん 東京都出身、プノンペン在住 短大卒業後、幼稚園の先生・保育園・ベビーシッターなど、子どもに関する仕事を9年続ける。 20代の頃の大好きな物は、ブランド品とデパートと美容院と化粧品。目に見えるもので幸せを判断していたが、代表 森絵美子とうっかり出逢ってしまい、カンボジアストーリーが始まり、人生が180度変わりはじめる。 アンコールワット遺跡近くの村で3ヶ月間、日本語をカンボジアの若者や子どもたちに教え、一人で海外に住む経験をしたことによって、「私ったら、案外何にでも適応できるのね。やればできるわ。」と、どんどんカンボジアの虜に。 そして、プノンペン事務所に転がり込み、スタッフとなり現在に至る。2016年現在、在カンボジア10年目。 カンボジア人はブランド品の価値を知らず撃沈。以来、スッピン・Tシャツ・ビーサンの日々。クメール語を巧みに操り、子どもたちへの説教もお手の物。 自分らしく生きることの楽しさ、目に見えない心の豊かさを教わる。こんな人生の予定ではなかったと笑う。でも、そんな今の自分が大好き。 人生の中で、「お母さん!」って呼ばれたいと願っていたら、くっくま孤児院の子どもたちに、うるさいくらいに呼ばれる毎日を過ごしている。絶賛大奮闘中で、毎日が幸せ。

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