代表あいさつ
2004年、私はカンボジアと出逢いました。
当時旅人だった私に、隣の友達が転んだらサッと手を貸すかのように、カンボジアの人たちは手を差し出してくれて、沢山の優しさに触れ、沢山の笑顔に出会いました。
この人たちのあふれる純粋な笑顔はいったい何だろう。
こんなにも愛おしく守りたい笑顔があふれる国って、いったい何?
なんで? なんでこんなに、この人たち笑ってるの?
なんで? なんでこんなに、私笑ってるの?
味わったことのない感情、ものではかる幸せではなく、心が震える体験を、何度もここカンボジアで感じました。
私の旅は、ここで終わりかな。 そう思いました。
そんな感情に恩返しをしようと、2005年にプノンペンに事務所を設立し、貧困という課題からくる様々な問題に取り組み、私たちは前団体 NPO法人 MAKE THE HEAVEN Cambodia Projectとして、11年間活動してきました
くっくま孤児院運営、パパママ奨学金サポートや、井戸掘り支援、バサックスラムやプレイクラン村自立支援、学校建設等、様々なプロジェクトを日本の皆さんに支えて頂き、今日まで活動をすることが出来ております。
私は、当時のメイクザヘブン代表理事のてんつくマンと出逢い、私が現地で感じたことを形にすればいいと、未熟な私の背中を大きな手で押してくれたところから、私たちのカンボジア支援はスタートしました。
私はてんつくマンから、人を応援するということ、人と違う自分を、自分と違う他人を認めるということ、人を信じる力を学びました。組織が大きくなる時に、それぞれのスタッフに各プロジェクトを任せて、信じて見守る姿勢を学びました。
今では、心から信頼して、今後も一緒に支援活動を続けていきたい大切な仲間が、私の周りには何人も出来ました。こんなにも幸せを感じられる日々が続くなんて思っていませんでした。そして、てんつくマンが目標に掲げていた、スタッフがリーダーとなり、そして自立していくこと、いつしかそれを意識している自分がいました。
2016年10月。
私は、カンボジアを愛する大好きな仲間と共に、独立し、
MAKE THE HEAVEN Cambodia Project は、
NPO法人 GLOBE JUNGLE として、生まれ変わりました。
そして、カンボジアの村の女性支援に取り組む団体「Natural Value」と合併し、さらにパワーアップしていきます。
ずっと支援してきたある孤児院の女の子は、今、大学生となって、医学部に通っています。日本の皆さんのおかげで、食べることすら大変だったその子は、人生の夢を持つことが出来るようになりました。
「その恩返しをいつか、この国の大変な人たちに、医者になって返していきたい。」そう、語ってくれました。
過去なんて関係ない。孤児院出身の子が、お医者さんになる。未来のリーダーとなる。
必死に、そして楽しく生きている彼らからも学び、私たちスタッフも日々一緒に成長していきます。
私たちの支援活動は、見える支援を引き続き大切にします。
そして、ワクワクすることが大前提。
私はどの子と繋がるんだろう、どのプロジェクト支援がワクワク出来るか。まずは楽しんで選んでみてください。ご自身の大切なお金(ご縁)が、どんな子の笑顔に変わるのか、ワクワクしながら。
グロジャンと一緒に、心が震える体験を。
遠く離れた同じ空の下、今日も皆さんが幸せでありますように。
読んで下さり、ありがとうございます。
NPO法人 GLOBE JUNGLE
代表理事 森 絵美子