プレイクラン村の校長先生
今日は皆さんに、悲しいお知らせを
しないといけません。
かねてから療養中でした、
プレイクラン村の校長先生が、
本日未明、天国に逝かれました、
グロジャンスタッフ一同、
この1ヶ月、危篤情報を受けるたび、
皆で祈って、復活されては喜び、
一昨日からの急変に、
また皆で祈っていましたが、
とてもとても残念です。
2005年11月に、グロジャンは、
このプレイクラン村と出会いました。
15年前。
校長先生のおうちの軒下の、
小さいスペースで、
何十人もの子どもたちが、
ぎゅうぎゅうで勉強していました。
村の大人たちが先生として、
ボランティアで、遠くの小学校に通えない
貧しい村の子たちに教えていました。
当時、村長さんだった方が、
のちの校長先生になります。
「私の家の敷地内、
どれだけ使ってもいいから、
村の子どもたちの為に、
校舎を建てて欲しい。」
当時、80万を集め、
木と板とバナナの葉っぱで、
村の大人たちみんなで、
手作りで校舎を建てました。
せーの!と、
みんなで柱を建てたのが、
昨日のことのように思い出されます。
この村に、沢山の井戸も掘れました。
数年後、レンガで出来た、
校舎の建て替えも、増築も出来ました。
個人や企業の皆さんからのご支援により、
図書館や米米おかゆ給食も、
この村で始まりました。
すべては、
この校長先生の、
カンボジアの子どもたちの為にと、
見返りを求めない美しい心からでした。
何年たっても、この笑顔。
過去のスタディツアーで、何百人の人たちが、
このプレイクラン村にホームスティして、
この校長先生の笑顔に、優しさに、
出逢ったことでしょう。
この校長先生に会いたいから、
村に行きたい!
と言う方が、後をたちませんでした。
私たちグロジャンは、
この校長先生と出逢い、
沢山のことを教わりました。
会いたい。会いたかった。
今年会いに行けなくてごめんなさい。
今は悲しさで胸がいっぱいですが、
先生の魂や想いや笑顔は、
村に必ず残り、
カンボジアの子どもたちの笑顔を、
これからも見守ってくださると思います。
校長先生、
心からありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
大好きです!
ようせんせ